原山です
最近読んだ本の話です。
ネット界隈では多少話題になっているようですが書店に行ってもあまり並んでないんですよねー
とは言え、日本人としては世界の見方を考えさせられる内容になっているのでぜひ読んでおきたい本です。
本の内容としては、我々が世界の中ので「ファクト=事実」と思っていることは、人間の本能として歪んだ理解になってしまっていることが多いと気づかされる内容です。
世界は常に変化していて、昔に習っていた世界の情勢というものは変わってきています。それなのに以前に学んだ内容の情勢のままの世界に住んでいると勘違いしてしまいます。
例えば、日本は「空白の20年」といった経済的に成長が鈍かった時代を過ごしてきたと言われています。もちろん経済的な豊かさの面ではそうあるのかもしれません。しかし我々の生活に関しては利便性は劇的に向上しています。携帯からスマホになり、テレビはブラウン管から液晶パネルになり、インターネットの普及などで様々なスピードアップがなされました。
その間に、まわりに国々も成長をしているはずです。中国は日本を追い抜いていってしまっています。おそらく成長スピードはほかの国の方がよっぽど早かったはずです。それなのに我々は、20年前に発展していなかった国々をイメージでいまだに発展してない部分が多くあると思い込んでしまっています。
これは人間の本能の部分でそういう風に感じてしまうということを、この本は説明してくれます。
そして、それらはデータや人間の考え方を理解することで、歪んだ事実から本当の事実へと導いてくれるのです。
今の世の中では、様々な情報が溢れかえり正確なのか不正確なのかも判断がつかないことなんてしょっちゅうあります。
そんな時に、自分の判断が歪んだ認知になってしまわないようにしたいですね。
それでは

FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣
- 作者: ハンス・ロスリング,オーラ・ロスリング,アンナ・ロスリング・ロンランド,上杉周作,関美和
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2019/01/11
- メディア: 単行本
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